Mバタフライが、32年ぶりに日本で上演されます。
1988年にトニー賞最優秀演劇賞を受賞し、日本では90年の劇団四季以来32年ぶりの上演となる大人気戯曲です。
主演を務めるのは、内野聖陽さん、共演は岡本圭人さん
物語は1964年、北京。 情報部員による横領はびこるフランス大使館に赴任したルネ・ガリマール。(内野) ある夜会でオペラ「蝶々夫人」が上映し、主演女優のソン・リリン(岡本)に心惹かれてゆく。 やがて二人は交際を始め、ルネはますます彼女に夢中になってゆく。
ソンの秘密を知らないまま…。
Mバタフライと言えば、1993年(日本公開は94年)に映画公開された、ジェレミー・アイアンズ – Wikipediaさんと、ジョン・ローン – Wikipediaさん主演の名作が思い出されます。やはりキーポイントとなってくるのは、岡本圭人さん演じるソン・リリンの妖艶さだと思います。
ソン・リリンの妖艶さ、日本でいえば歌舞伎の女形のような、美しく艶めかしい動き。
ルネ・ガリマール役 内野聖陽さんコメント
実際に起こったセンセーショナルな事件、それを基にした全くのファンタジー作品です。僕がガリマールの中にある、一見特殊なものの中にある普遍性みたいなものを、いかに表現できるかを大切にしたいと思っています。
彼のメンタリティーを生々しく掘り起こしていくこと。まずはそれからだと思っています。現実を虚像、男と女、裏切りと誠実さ、愛と幻想。
様々なテーマを投げかけてくる、とても素晴らしいエンターテイメント作品です。
ソン・リリン役 岡本圭人さんコメント
僕がMバタフライと出会ったのは、ニューヨークの演劇学校でした。
圭人は東洋と西洋の文化や演劇を肌で知っているから、劇作家デイヴィット・ヘンリー・ファンの描くこの世界観を届ける力がある。
と先生から勧められて勉強していたのが、ソン・リリンの役でした。
今回その役でオファーを頂けたことに驚いているのと同時に、ソン・リリンとしての彼の人生を舞台上で生き抜けた時に、どのような景色が見えてくるのか?その答えを探るべく役作りに没頭していきます。
二人の悲しくも美しい恋の物語が、今から楽しみですね。
一般発売は5月21日、土曜日からです。
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